単純切除法は、最も早く確実にそして低コストに刺青を除去できる方法です。
手術法としては、刺青が入っている部分の皮膚を切除し、切除した部分の周りの皮膚を伸ばして縫い合わせて消すという方法です。
イラストを見てもらえばイメージが簡単につくと思います。
イラストは最終的に1本線の傷口になっていますが、
刺青の大きさによって多少傷口の形も変わります。
この傷の残り具合については担当医師の実力によるものが大きいようです。
なので、きちんとしたクリニックを利用しましょう。
また、この刺青除去の方法があっている症例は小さなマーク程度の刺青や文字など小さなものに限ります。大きさも50センチ程度が限界で、個人差がありますが、皮膚の緊張が強い場合は2回に分けて切除することもあります。さらに、複数のイラストが並んでいたりする場合は必然と切り取る皮膚の範囲も大きくなってしまいます。その場合は違う刺青除去の方法もありますので、参考にしてください。
- 確実に刺青除去ができる
- 手術時間が塗りながら患部を固定し続ける必要がありますが、シャワー程度なら手術の翌日には可能ですし、入浴ならば抜糸後であれば可能です。何より体への負担が最も少ないのがいいですね。
- 低コスト
- 確実に消すために少し多めに皮膚を切除しなくてならない
- 手術後は傷口が広がりやすい
- 感染症の可能性が高まるため抗生物質を打つ必要性がある
上記に述べたようにメリット、デメリット双方をしっかりと理解した上で選びましょう。
治療の流れ
- 1、刺青の面積を測る。
- 2、切り取る部分の目安を付ける。
- 3、感染予防のための抗生物質を点滴します。
- 4、局部麻酔をします。
- 5、メスで患部を切除した後にしっかりと止血。
- 6、専用の軟膏を塗布してガーゼでしっかりと固定。
これで終わりです。
その後アフターケアとして抜糸までの約1週間ほどは専用の軟膏を毎日塗って患部をガーゼで固定する必要があります。
クリニック選びのポイント
では、どういうクリニックで手術してもらうのがいいのでしょうか?
もちろん希望によっては、早く、安く、確実に、という3つが最も重要度の高いことではわかっていますが、それを優先するあまりに一番大事な「安全面」を無視してはいけません。
また、有名だから、と行って必ずしもアフターケアが保証されるとは限らないのでインターネット上に掲載されているクチコミなどを必ず参照しましょう。
クリニックには事前に刺青除去についてカウンセリングしてくれるところがほとんどなので、知っておきたいことは遠慮なく質問しましょう。
その対応の仕方も重要なポイントです。
もしわかるのであれば、担当医の実績や経験なども知っておくと便利です。
きちんとしたクリニックで手術することで、納得のいく結果が得られると思います。
自分の要望が満たされているから「ここでいいや」などの気持ちでは必ず手術後に後悔することが出てくると思います。
そうならないためにも、事前調査はきっちりとしましょう。